「歯車」として機能している?

ぐっすりと寝ていた。
目が覚めた時、すっかり外は明るかった。しまった! 寝過ごした! と思い、慌てた。
起き上がろうとした瞬間、今日は日曜日だったと気付き、我に返った。
前夜の飲み過ぎで、寝ボケていたのだった。

28日の朝の出来事である。
疲労困憊の状態だった。
日曜日だということに安心して、また寝ることにした。

それにしても無謀な飲み方をしたものだと反省をした。
でも心地よい気持ちが残っていた。
2次会に行ったメンバーは男性7人、女性3人の10人だった。
よく飲み、よく語り、愉快な飲み会だった。

何を語ったのかほとんどは覚えていないのだが、大事な話だと思ったことは、何故かしっかり記憶に残していた。
忘れてはいけないという思いがどこかにあったのだろうか。
自分でも妙な性分だと思った。

この飲み会をしている時、何度かこの会の主宰者が、ぼくに対して今の職場の中で、ぼくがしっかり「歯車」として働いていると評価してくれた。
ぼくは錆び付いた「歯車」で役に立たないと自虐的に反応したのだが、酔ってからの会話に論理性があるはずもなく、話はだんだん支離滅裂になっていった気がしてならない。
そういう評価をしていただいたことに面映い思いもあった。
ただぼくが善意に受け止めれば「歯車」の一つとしてでも機能しているということは、それなりに喜ぶべきことなのだろうと宿酔の頭で考えた。
この時は、それ以上の思考はできず、ぼくの記憶はこの辺りから茫洋としてきた。

最終の電車はとっくに終わり、時計の針がその日を過ぎてもまだ飲み続けていた。
元気なおじさんたちにぼくも老体に鞭打ち、付き合ってしまっていたのだ。
この時にはぼくの全身の「歯車」は確実に軋み始めて、全く機能しなくなっていた。
それでも何とか家には辿り着いていたのだが。
嗚呼! 何という無様な姿か。



さくらくんとミントちゃん -第1話 今日から僕も、会社の歯車!-
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