「平鉄臣さんをしのぶ会」に出席して

この会がある前日に教育会館で出会った元高校教師の知人から一枚のチラシをもらった。
それがこの会の知らせだった。

「平鉄臣」なる人物がすぐには脳裏に浮かばなかった。「平」という姓でぼくに頭にすぐ思い浮かべることができるのは徳之島・伊仙町阿権の「ユカリチュ」(奄美の豪族)の一族である。
チラシの書かれてある紹介分には喜界島出身となっている。
高校教師でぼくの1級先輩のN先生に尋ねてみた。
ぼくの2級先輩で組合活動はもちろん社民党の活動やさまざまな社会運動にを熱心に取り組んできた人物だと言われて、すぐに分かった。

小柄な体格でとても誠実そうな人柄をただよわせ、反面とても意志の強さを感じる印象的な人だった。
すぐに思い浮かべることができなかった自分を恥じた。

5月8日に亡くなり、家族葬を済ませてあったので有志でこの会を開くということが示されていた。
これはぜひとも行かなければと思い、翌日(7月14日)、会場の労働者福祉会館に、たまたま仕事が休みだった娘に送ってもらった。
開会の1時間前に着いたのだがかなりの人が集まっていた。
ところがぼくの知らない人が圧倒的の多かった。高教組や社民党の人が多く、それ以外の人の所属はぼくには見当もつかない。

しばらく経ってようやくぼくの知っている人が2人だけやってきた。同じ県教組の仲間で、同じテーブルに座った。

一輪ずつ持ってくるように指示された花をもって座っていると、遺影の側に置いてある木に立てて欲しいと放送があり、そこに立てた。その木には多くの穴が開けられており、そこに持ってきた花を挿すようになっていた。
面白い工夫だと感心した。

こういう設営からこの「しのぶ会」は今までの同様の会とは全く趣を異にしたものだった。
工夫を凝らした運営に好感は持てたし、素晴らしいと思った。
しかし最大の難点はあまりにも時間が長すぎたことだった。
1時間程度とチラシには案内されていたのだが、1時30分に始まって終わったのが4時10分。なんと2時間40分もかかっていた。
予定の無いぼくのような人は良かったのだが、たぶん予定のあった人は相当困ったことだと思う。現実に90分立った頃から人が帰り始めた。同じテーブルにいた高教組の書記さんの2人も途中で帰ってしまった。
平日の月曜日であるし、きっと仕事の途中で、2時間程度の休暇しか取ってこなかったのだろうと思う。
このような運営はかなりまずいと思った。「しのぶ会」の性格上、誰でも途中で席を立ちことはしたくないし、最後まで見届けたいというのが共通の思いだと思う。
運営する側はその思いを慮って最大の配慮をすべきだと考える。そのためには充分な打ち合わせと時間内に終わるようなシナリオをつくらなければいけないのではないだろうか。

内容は平鉄臣さんの人柄を偲ばせることができ、とても素晴らしかったのだが、時間がむやみと冗長だったことが残念でならない。

それはともかくとして本当に惜しい人を亡くしたものだと悔んだ。
くしくも7月14にという日は、安倍独裁政権が「戦争法」を強行採決するという前日である。
平鉄臣さんの生涯をかけて闘い続けた「反戦・平和・反核」の願いが届かないことが無性に悲しい。
残されたものがその思いを引き継いで戦い続けるしかない。

今日がその日である。
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